微生物発電

ポーラスαの空隙に棲みついた
微生物が発電します

気候変動が年々深刻する中、温室効果ガスを排出しない地球に優しいエネルギーへのニーズが高まっています。その中で微生物の力を利用して発電する「微生物発電」が注目されていますが、発電能力と安定性のの低さが課題でした。

しかし、高性能な微生物担体であるポーラスαを利用することにより、従来の約10倍の発電が可能となりました。土や水があれば発電できるこの技術により、配電設備がない施設や農村でも、簡単に発電が可能です。

「SDGs(持続可能な開発目標)未来都市」に選定された鳥取市と連携のもと、
技術開発・普及に取り組んでいます。

鳥取市による「ポーラスα」を活用したリサイクル・微生物発電技術開発の紹介

仕組み

  • 土の中にポーラスαを入れ電極で挟むと、土中の微生物がポーラスα内部に自然に棲みつきます
  • ポーラスα内部の微生物が、土中の有機物質分解時に電子(e-)を放出し、この電子が回路に流れ発電します

特徴

高性能

多様な形状の空隙を有するポーラスαの利用により微生物の活動が活性化され、他の微生物発電技術よりも高い発電能力と安定性を維持できます。
また、発電と同時に有機廃棄物の処理や水質改善などの環境浄化も行います。

安全

土の中に長期間入れても、土や周辺環境への悪影響がありません。
・特許技術により、ポーラスαから重金属が溶出しません
・ポーラスαの化学組成は、自然界の砂と類似しています
・ポーラスαは環境省が定める土壌環境基準をクリアし、
 ポーラスα自体をそのまま土壌として利用できます。 詳しくはこちら

長持ち

無機質なポーラスαは分解されず、丈夫で重量にも耐えられるため、導入後10年以上、利用が可能です。

簡単

土と水があれば発電可能なため、大規模な発電・配電設備は不要です。
耕作放棄地や、作物を栽培中の田畑でも発電可能です。 詳しくはこちら

実例・実績

微生物燃料電池(日本)

山口東京理科大での試験の結果、2.4ミリワットのハウ電を測定(ポーラスαなしの場合と比較し10倍)

耕作放棄地(日本)

鳥取市の耕作放棄地での実証試験

利用方法

微生物燃料電池

軽量段差修正材(軽量土のう)

軽量・強化なポーラスα土のうで
災害時の作業性が向上

地震などの災害発生時、橋梁部の継手部分が損傷し、路面に「段差」が生じた場合、車両の通行ができなくなります。東日本大震災では、20路線で約200か所の路面段差が発生し、800kg以上で交通支障が発生しました。緊急対応のために、路面に生じた段差を速やかに修正し、緊急車両の通行帯を確保する「道路啓開」を迅速に実施する必要があります。
ポーラスαの軽量段差修正材(軽量土のう)は、従来の土のうと比較し約1/4の重量であるため、作業性・運搬性に優れ、迅速な「道路啓開」を実施することができます。

ポーラスα軽量段差修正材(軽量土のう)は災害発生時の緊急用段差修正材として、
首都高速道路株式会社より指定を受けています。

仕組み

災害発生時に、橋梁部には「段差」や「開き」が生じ、緊急車両の通行を妨げます。

「段差」部分にポーラスα敷くことで段差を修正、緊急車両の通行体を確保できます。

特徴

軽量作業性

他社の土詰め土のうと比較し、ポーラスαの重量は約1/4以下と軽量で、作業スピードが向上します。

※重量は土のう1袋(約15ℓ)当たりの重量

安全

重量車が通行しても、ポーラスαの体積変化率は低く、安心・安全にご利用いただけます。

ポーラスα(当社)他社製発泡ガラス
体積変化率(15ℓ/袋)0.830.74

長持ち

長期間保存しても品質劣化しないため、
被害想定箇所付近に備蓄し、災害実施時に腎族な対応ができます。

備蓄のイメージ(画像提供:首都高速道路株式会社)

実例・実績

車両通行性能試験(日本)

首都高速道路(株式会社)による性能確認試験の結果、重量車通行後も体積変化が低く、安全に利用できると確認

その他、全国の高速道路に納入しています。

利用方法

「段差」部分に当製品『軽量段差集成材(土のう)』を敷くことで段差を修正します。

利用者様の声

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