生物ろ過
処理水とポーラスαに通水させるだけで
水質浄化作用を持つ微生物が
自然と棲みつき、
高い浄水効果を発揮します
畜舎や食品工場などからの未処理廃水が湖沼の富栄養化による水質汚染を引き起こしていることが深刻な問題となっています。
多様な形状の空隙があるポーラスαは、微生物が棲みつきやすい高性能な「微生物担体」として利用が可能です。処理水にポーラスαを入れる、またはポーラスαの層に処理水を散水するだけで、水質浄化作用を持つ微生物が自然と棲みつき、その微生物が水中の汚濁物質を分解し、高い浄水効果を発揮します。
今までに、畜舎や食品工場排水、河川や湖沼、観賞魚用水槽などでの利用実績があります。
特徴
高性能
ポーラスαの空隙の形・サイズは多様性に富んでおり、他の担体と比較し、多くの種類の微生物を担持させることができます。
また無機質で静電気を帯びないため、微生物にとっても活動しやすい環境で、高い浄水効果を発揮します
安全
微生物の働きのみで浄水が可能で、化学薬品の併用が不要です
長期間利用いただいても処理水への悪影響がありません。
・特許技術により重金属が溶出しません
・ポーラスαの化学組成は、自然界の砂と類似しています 詳しくはこちら
長持ち
無機質なため分解されず、上部で重量にも耐えられるため、導入後10年以上、交換やメンテンナスをしなくても浄水効果が持続します
比重調整
特殊技術により、比重の調整が可能なため、利用環境に合わせて、水に沈む・浮かせる調整が可能です。
実例・実績
30万羽養鶏場(日本)
公園溜池(中国)
利用方法
処理水にポーラスαを入れる、またはポーラスαの層に処理水を散水するだけで、微生物が自然と棲みつき、浄水します
既存の水質処理装置内部の微生物担体を交換する方法でも利用可能です
とるりん® リン処理
イオン交換などの働きで、
リン酸イオンを吸着・回収します。
近年、化学肥料の原料等として重要なリン資源の不足が問題となっています。一方、生活排水等に含まれるリンは水質汚染の要因の一つともなっており、排出基準が設定されています。
とるりん®の利用により、水中のリン酸イオンを吸着し、また回収することが可能です(特許技術)。
とるりん®の利用で、効率的なリン酸含有排液の処理が可能となります。
特徴
高性能
既存のリン酸イオン吸着材(吸着量20-50mg g-1)と比較しても、とるりん®のリン酸イオン吸着量は111.0mg g-1と高い吸着能力を有します
※鹿沼土、活性アルミナ、水酸化ジルコニウム、ケイ酸カルシウムなど
安全
長期間利用いただいても処理水への悪影響がありません。
・特許技術により重金属が溶出しません
・ポーラスαの化学組成は、自然界の砂と類似しています 詳しくはこちら
再利用
とるりん®が吸着したリン酸イオンは、酸により分離するため、繰り返しとるリンを利用することが可能です。
また、リン吸着後のとるりん®は、緩効性肥料として利用でき、貴重なリン資源の有効活用ができます。
実例・実績
約1時間程度で水中のリンを吸着します。
利用方法
とるりん®を充填した処理槽に処理水を通水させるだけで、処理水中のリン酸イオンを吸着できます。
とるふっ素 フッ素処理
イオン交換などの働きで、
フッ化物イオンを吸着・回収します。
フッ素は、ガラスの表面処理や金属の洗浄など、様々な分野で利用されていますが、人体に有害なため、排出基準が設定されています。
とるふっ素の利用により、水中のフッ化物イオン(F-)を吸着し、また回収
することが可能です(特許技術)。
とるふっ素の利用により、効率的なフッ素含有排液の処理が可能となります。
特徴
高性能
既存のフッ素吸着材(吸着量40-250mg g-1)(※)と比較しても、とるふっ素のフッ化物イオン吸着量は400mg g-1と高い吸着能力を有します
※石灰石、Fe-Al複合水酸化物、Fe-Al-Ce三金属酸化物、ハイドロタルサイト類似化合物、微粒子状酸化マグネシウムなど
安全
長期間利用いただいても処理水への悪影響がありません。
・特許技術により重金属が溶出しません
・ポーラスαの化学組成は、自然界の砂と類似しています 詳しくはこちら
再利用
とるふっ素が吸着したフッ素は、酸により分離するため、繰り返しとるふっ素を利用することが可能です。
実例・実績
初期濃度に関わらず、約2時間程度で水中のフッ化う物イオンを吸着することを確認しています。
利用方法
とるふっ素を充填した処理槽に処理水を通水させるだけで、処理水中のフッ素を吸着できます。