高性能でエコな多孔質ガラス発泡材
ポーラスα®は無数の空隙を有する多孔質ガラス発泡材です。
使用済みガラスを安心・安全にリサイクルした製品で、
「大地」「大気」「水」の浄化・整美や資源保護など、幅広い用途で利用できます。
製造方法
ポーラスα®は、粉砕した使用済ガラスと発泡剤を高温焼成し製造されます。
製品の特長
多孔質
ポーラスα®は無数の複雑な形状の空隙を有し、独自の発泡技術により、連続気泡と独立気泡の両方が存在します。
製品1gあたりの比表面積は約80~280m2と非常に高く、高機能な保水体や微生物担体として利用可能です。
安心・安全
独自の特許技術のもと、原料のガラスに含まれる重金属の不溶化が可能です。この「無害化発泡技術」のもと、ポーラスαは安心・安全な製品として、土や水に入れても悪影響なく利用いただけます。
環境省の土壌環境基準や、CODEXやEUの安全基準を満たすことを確認できています。また、太陽光パネルガラスの安全なリサイクル技術は、経済産業省等が実施する「ものづくり日本大賞優秀賞」を受賞しています。
オーダーに合わせた多様なラインナップ
オーダーにあわせて、製品のサイズや比重、強度の調整が可能で、様々なラインナップをご用意しています。
この独自の調整技術により、水に浮く・沈む調整や、重量車輛の通行に耐えうる強度調整など、様々な用途に利用可能です。
製造・開発体制
安全で品質の高い製品をお届けするために、原材料の受け入れ、製造、包装に至る各工程で、検査・チェック等を行い、徹底した品質管理を行っています。
また、日本や海外の大学や研究機関の共同開発のもと、新たな用途開発や効果検証を行っています。
異物除去
徹底した原料の受け入れルートの管理や、製造ライン投入時に異物検査・除去を行っています。
製品のカスタマイズ
独自の発泡調整・制御技術により、オーダーに合わせ、空隙の形状や比重、強度などの調整・管理が可能です。
品質分析
製品の安全性や品質の安定性を確保するために、原料や製品の品質を常にチェックしています。
また使用環境の検査も行い、利用時の安全性や効果検証も評価しています。
様々な分析機器を用いた試験法開発やその妥当性評価にも取り組み、分析・物性試験データの信頼性確保に努めています。
大学や研究機関との共同開発
新しい革新的なソリューション開発のために、日本や海外の大学や研究機関と連携した技術開発や効果検証を行っています。
今までの共同研究実施先(一例)
- 鳥取大学
- 山口東京理科大学
- ペルー国立農業試験場など
- 鳥取環境大学
- 南アフリカ農学研究協議会
ブランドの理念
Eco Innovation
多孔質サイエンスを通じて持続可能な社会の実現に貢献していきます。
ビジョン(目指すこと)
地球環境を改善し、次世代に受け継いでいくことを目指します。
ミッション(果たす役割)
廃棄物をリサイクルした高性能な多孔質ガラス発泡材「ポーラスα®」を活用したエコ技術を世界に届けます。
バリュー(約束する価値・強み)
革新的な技術
オーダーにあわせて、製品のサイズや比重、強度の調整が可能で、様々なラインナップをご用意しています。
この独自の調整技術により、水に浮く・沈む調整や、重量車輛の通行に耐えうる強度調整など、様々な用途に利用可能です。
安全・安心へのこだわり
製品の安全性を追求した無害化発泡技術による製造や、徹底した品質管理を行っています。
また、利用環境への影響も検証した安全なソリューション開発を行っています。
サステナビリティ
廃棄ガラスの安全・安心なリサイクルを通じて資源循環モデルを実現し、
ポーラスαのは「大地」「大気」「水」の資源保護や浄化、豊かさの維持に貢献します。
また、お客様との長期的な関係構築を目指し、長期間、安全に手間なく利用できるソリューションを開発・提案します。
ポーラスαとSDG
「地球環境を改善し、次世代に受け継いでいく」というミッションのもと、ポーラスαはSDGsの達成に貢献します。
製造・販売
廃棄ガラス瓶や太陽光パネルガラスのをリサイクルした多機能な「ポーラスα」の製造や利用を通じて、廃棄物の問題解決と、循環型社会・経済の構築に貢献します。
また、国境を超えた産学官のパートナーシップのもと製造開発、流通体制を整えています。
ポーラスα Soil
廃棄ガラス瓶や太陽光パネルガラスのをリサイクルした多機能な「ポーラスα」の製造や利用を通じて、廃棄物の問題解決と、循環型社会・経済の構築に貢献します。
また、国境を超えた産学官のパートナーシップのもと製造開発、流通体制を整えています。
ポーラスα Soil
ポーラスα Airにより、畜舎や工場から出る悪臭やガスが処理でき、きれいな空気の維持に貢献します。
ポーラスα Water
ポーラスα Airにより、畜舎や工場から出る悪臭やガスが処理でき、きれいな空気の維持に貢献します。
ポーラスα +
ポーラスα+の利用で微生物発電の発電効率の向上が可能になり、再生可能エネルギーの新技術の発展に貢献します。
また、災害時の緊急車両通過用の段差修正材(土のう)としても利用でき、災害対策としても活用されています。
受賞・採択歴
時期 | 支援提供機関 | 内容 |
---|---|---|
2004年 | 鳥取県 | 鳥取県知事認定グリーン商品認定 |
2004年11月 | 発明推進協会 | リン酸イオン吸着材で鳥取県知事賞を受賞 |
2005年7月 | 鳥取県 | 平成17年度鳥取県リサイクル技術共同研究事業に採択 |
2008年8月 | 鳥取県 | 平成20年度次世代・地域資源産業育成事業に採択(再資源化資材による 節水型野菜栽培に関する研究開発) |
2009年12月 | 中小機構 | 平成21年度ものづくり中小企業製品開発等支援補助金(実証等支援事業)に採択 (砂質土壌における再資源化資材を用いた節水型野菜栽培技術の実証評価) |
2010年5月 | 国連工業開発機関(UNIDO) | 途上国に移転可能な環境技術として登録 |
2010年8月 | 鳥取県 | 重点分野職場体験型雇用事業に採択 |
2010年9月 | 鳥取県 | 鳥取県リサイクル技術・製品実用化事業に採択 (廃ガラスを素材としたリン酸イオン吸着材の開発) |
2011年5月 | 鳥取県 | 鳥取県経済成長戦略交付金事業に採択 |
2013年4月 | 国際協力機構(JICA) | アフリカ開発のための民間技術導入可能性調査に採択(セネガル・土壌改良) |
2014年12月 | 鳥取県 | とっとり次世代・地域資源産業育成事業採択 |
2015年6月 | 国際協力機構(JICA) | 民間連携普及・実証事業に採択(モロッコ・土壌改良) |
2015年8月 | 日本貿易振興機構(JETRO) | 輸出有望案件発掘支援事業の支援対象製品に採択 |
2016年5月 | 中小企業庁 | はばたく中小企業・小規模事業者・商店街を受賞 |
2016年6月 | 日本貿易振興機構(JETRO) | アフリカビジネス実証事業に採択(モロッコ・人口培土) |
2017年3月 | 外務省 | 2016年度版ODA白書にて当社のモロッコでの取り組みが紹介 |
2017年11月 | 国際移住機関(IOM) | ソマリアでの乾燥地農業技術の実証プロジェクトを共同実施 |
2018年3月 | 国際協力機構(JICA) | 普及・実証・ビジネス化事業に採択(ペルー・土壌改良) |
2018年3月 | 外務省 | 第7回アフリカ開発会議(TICAD7)官民円卓会議民間委員に選出 |
2019年6月 | 農林水産省 | 令和元年度国際農業問題検討等補助金 (アフリカ等のフードバリューチェーン課題解決型市場開拓事業)に採択 (南アフリカ・土壌改良) |
2019年6月 | 国際連合工業開発機関 (UNIDO) |
サステナブル技術普及プラットフォーム「STePP」に登録 |
2019年7月 | 経済産業省 | 第5回 飛びだせJapan! 世界の成長マーケットへの展開支援補助金に採択 (モロッコ・水質浄化) |
2019年10月 | 環境省 | 令和元年度アジア水環境改善モデル事業に採択(マレーシア・水質浄化) |
2019年12月 | 経済産業省 | 第8回ものづくり日本大賞優秀賞を受賞 (使用済太陽光電池モジュールガラスの高付加価値リサイクル化を 実現するガラス発泡体の開発) |
2021年10月 | 国際連合世界食糧計画(WFP) | エスワティニでの乾燥地農業技術普及技術として製品供給 |